令和3年5月28日
校長室から 第12号
若手教師のために その12
スーパーティーチャーにならなくても、、、
学校には、いろいろな教師がいて、その個性も様々です。その中には、いわゆる「スーパーティーチャー」と呼ばれる先生たちがいます。何がスーパーなのか?
ある理科の先生の授業です。
生徒が司会と板書をして、各班の実験データを整理し、自分たちの力で「運動とエネルギーの関係」を見いだしていく。教師は授業展開の軌道修正が必要なときだけ指導・助言するだけ。
ある保健体育科の先生の授業です。
はじまりの準備体操から終わりまで、なんとその先生は一言もしゃべりません。全て生徒だけで球技の授業が成立していました。
ある社会科の先生の定期テスト問題です。
「〇〇について述べよ。」の1問だけ。採点はさぞかし大変だったと思います。
他にもスーパーな例はありますが、これらの先生方に共通していることは、生徒主体の授業展開を貫いていたことだと思います。そして、どの生徒も取りこぼさないという信念がありました。だから、荒れている学校、荒れている学年・学級を任せられても、それを立て直し、よき学び手に育てあげることができたのでしょう。
今は、かつてのような一人の「スーパーティーチャー」だけで学校は回りません。「チーム力」が学校を動かします。たとえ一人一人の教師の力がスーパーでなくても、力を合わせることでより大きな原動力となります。ICT機器の活用による、仕事の効率化も望まれます。
新採のあなたが担任を受け持つことになったら、、、ぜひ、やってみましょう。
1 最初から、各生徒の小学校からの児童に関する情報をあてにせず、自分なりに生徒一人一人の理解に努める。(先入観の排除。その後に、小学校情報を活用していく。)
2 生徒に関する気付きをそのつどメモし、生徒ごとに保管しておく。(紙ベースでもよいが、パソコンで、データ化しておくとのちに便利。)
3 2のメモがたまってきたら、分類し、生徒の多面的な理解に活用する。
4 年度はじめから、生徒にもメモの習慣を身に付けさせる。(一人1台端末で記録させてもよい。)
5 生徒のメモできるスキルは、いずれ学活や授業での話し合い活動に活きてくる。
1~5のような、その気になればできそうな事の積み重ねは、実は、スーパーティーチャーと呼ばれる先生がICT機器など無い時代にコツコツとやっていた例の一つなのです。努力に勝る天才なし。
2021年1月26日に、中央教育審議会は、「『令和の日本型学校教育』の構築を目指して
~ 全ての子供たちの可能性を引き出す、個別最適な学びと、協働的な学びの実現」というタイトルのもとに答申をまとめました。機会をとらえ、全文に目を通し読んでおきましょう。
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